粗びきソーセージ -自宅で手作りもできるソーセージ-
粗びきソーセージは、パリッとした噛みごたえと、ジューシーな旨味がその特徴です。
ソーセージの歴史は3000~3500年前には始まっていたようで、人類にとって最も古い加工食品のひとつではないでしょうか。
そもそもソーセージとは?
ソーセージとは、ウィンナーやフランクフルトの総称です。
・ウィンナー… 羊の腸に詰めたもの
・フランクフルト… 豚の腸に詰めたもの
・ボロニアソーセージ… 牛の腸に詰めたもの
・サラミ… 豚、牛、豚脂肪を挽いたものに、赤ワインで煮たゼラチンなどを加え、数か月間乾燥させたもの
また、粗びきソーセージとは、5㎜以上の肉塊を原料に加えて製造したもののこと。
挽き方が粗い分、肉の味わいがしっかり残っているのが特徴です。
1000種類を超えるドイツソーセージ
ソーセージといえば、まずドイツを思い浮かべる方は多いでしょう。
ドイツのソーセージはその製法、サイズ、形が地域やお店によって異なり、その種類は1000以上といわれています。いくつかご紹介しましょう。
・フランケフルター・ヴルスト… 日本ではフランクフルトと呼ばれています。17世紀、ある肉屋がフランクフルトにソーセージを売りに行き、これがフランクフルトで広まったといわれています。
・ボックヴルスト… スモークソーセージ。牛肉と仔牛肉、豚肉などが生姜やパプリカで味付けされています。
・ヴァイスヴルスト… 白いソーセージ。仔牛肉や豚肉を用い、ナツメグ、カルダモン、レモンなどで味付けされています。
ソーセージはドイツだけにあらず
本場はドイツとされ、種類も豊富なことをご紹介いたしました。
しかし、他のヨーロッパ諸国にも、ソーセージの種類が豊富にあるのをご存知でしょうか?
フランスでは豚肉と牛肉にグリーンピースなどを入れた、リオナソーセージ。黒と白の2種類があるブータン。
その他にもイタリアのモルタッデラ、スペインのチョリソー、オランダのメトヴォルスト、イギリスのブラック・プティングなど。
日本でも食品会社によって、様々な種類のソーセージが開発、販売されています。
ちなみに日本にその技術が本格的に伝わったのは、第一次世界大戦中、ソーセージ製造の技術を持ったドイツ人捕虜が、そのレシピを公開したことがきっかけとされています。
粗びきソーセージを作ろう!
ソーセージは日本の食卓でもお馴染みで、使い勝手もよい食材です。
しかも、自宅で手作りすることができます。簡単にできるレシピをご紹介いたしましょう。
材料:豚ひき肉700g・豚バラ肉300g・ブラックペッパー小さじ1・
ホワイトペッパー小さじ1・セージ適量・コリアンダー適量・ナツメグ適量・
ガーリックパウダー適量・塩小さじ4・砂糖小さじ3・生バジル10枚・
卵白1個・牛乳100cc・玉ねぎ絞り汁30cc・羊腸(塩漬け)4m
作り方:
・豚バラは冷凍庫で1時間ほど寝かせる。
・羊腸を水で戻し、洗う。
・スパイス類を混ぜておく。
・豚バラをみじん切りにして、ひき肉とスパイスを混ぜる。
・ソーセージメーカーなどを使い羊腸に肉を詰める。
・羊腸を適度な長さに結んでいき、1時間ほど40度で燻製にする。
・70度のお湯で煮て完成あとは、フライパンで炒めるなどすると美味しいです!
通販などで、ソーセージメーカーや燻製鍋は、容易に手に入ります。
市販のものに飽き足らない時には、自家製も良いものですよ。