ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

パプリカ -生でも食べられる甘さが特徴-

作成日:2015.11.20

最終更新日:2016.04.13

カテゴリー:食材

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肉厚で苦みがなく甘いパプリカ。

赤や黄色に橙色と鮮やかで、料理に彩りを与えてくれる食材です。

パプリカとは?

パプリカは、ナス科トウガラシ属の栽培品種です。

トウガラシと聞くと辛いイメージがありますが、パプリカは辛みがなくなるようトウガラシを品種改良したものです。

もともとハンガリーで作られたのが始まりで、コロンブスがヨーロッパに持ち込んだことから、世界各地に栽培が広がりました。

パプリカという名前の語源はハンガリー語で、「ピーマン」という意味があります。

大半を韓国やオランダなど海外から輸入しながら、日本国内でもハウスでの栽培が行われているパプリカ。

一年を通して手に入る食材ではありますが、旬である夏が一番おいしく、栄養価が高いと言われています。

パプリカとピーマンの違い

パプリカとピーマンはよく似た形をしていますが、その違いをご存知ですか?

パプリカは果肉が厚くて甘みがあるのに対し、ピーマンは果肉が薄く細長い形で苦味があります。

また、パプリカとピーマンの決定的な違いと言えるのがその色です。

ピーマンは完熟前に収穫されるので緑色をしているのですが、パプリカはしっかり熟してから収穫するので、赤や黄色、橙色といったカラフルな色をしています。

栄養価はパプリカの方が圧倒的に高く、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEに関しては、なんとピーマンの2倍以上です。

また、その色によって含まれる成分が異なるのもパプリカの特徴です。

赤いパプリカにはカプサイシンという成分が多く、発汗作用や抗酸化作用の働きがあるので、コレステロール値低下や動脈硬化防止の効果が高いです。

黄色いパプリカには、お肌に良いとされるルテインとビタミンCが、他のパプリカより多く含まれています。
美肌・美白を狙うには黄色いパプリカがおすすめですね。

そしてオレンジのパプリカは、赤と黄色の真ん中のような存在です。

おすすめは油を使ったパプリカ料理

パプリカには、トマトの約5倍ものビタミンCが含まれていますが、ビタミンPの作用で加熱しても減りにくいという特性があります。

そんなパプリカは、オリーブオイルなどの油と一緒に調理するのがオススメ!

油で調理することで、パプリカに多く含まれるカロテンの吸収率がぐんとアップするからです。

パプリカお馴染みのレシピであるチンジャオロースや、パプリカの甘みをたっぷり感じられる天ぷらは、油を使ったパプリカ料理の中でも特に絶品。

オリーブオイルたっぷりのパプリカのマリネやサラダも、さっぱりとしておいしいですよね。

パプリカにはピーマンよりも優れた栄養素があり、甘みがあって食べやすいので、ピーマンが苦手な人はまずはパプリカ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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