カマンベールチーズ -実は鍋の人気食材-
マイルドな味わいが人気のカマンベールチーズ。
チーズの女王とも呼ばれるカマンベールチーズは、白カビチーズの代表と言えるでしょう。
カマンベールチーズの特徴
カマンベールチーズは、フランスのカマンベール村原産の小型のチーズです。
1791年頃、フランス革命中にマリー・アレルという女性によって作られたと言われています。
カマンベールチーズの最大の特徴は、表面が白カビに覆われていることです。
白カビのタンパク分解によって、表面から中心に向かって成熟が進んでいきます。
まだ若いものは芯を中心に弾力がありますが、完熟したものは中身が溶け出してくるほどやわらかいです。
中はトロッとして濃厚で、マイルドな風味が口の中に広がるカマンベールチーズ。
日本で一般に流通しているものは、成熟が進まないよう殺菌してからパックや缶に詰めているものが多いです。
カマンベールチーズの栄養と効果
牛乳から作られているカマンベールチーズは、高タンパクで脂肪分が50%前後を占めています。
また、骨や歯を形成するカルシウムが多く含まれているのが特徴です。
高カロリーではありますが、栄養成分はバランス良く含まれていると言えるでしょう。
肌の健康に良いとされるビタミンAや、脂質やタンパク質などを分解してエネルギーに変えるビタミンBも豊富に含まれています。
最近の研究では、カマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病の予防につながる可能性があることが明らかになりました。
カベンベールチーズに含まれる有効成分が、脳内の老廃物を取り除く機能を活性化すると考えられています。
今後の研究にも注目したいですね。
カマンベールチーズのおいしい食べ方
カマンベールチーズは、食べごろが最も大切なチーズと言われています。
熟成が進むにつれ、よりまろやかでコクのある味わいになっていき、4〜8週間頃で食べごろとなります。
ワインのおつまみとしてそのまま食べたり、クラッカーにのせたりするのが人気の食べ方ですね。
リンゴやぶどうなどの果物と合わせても最高です。
熱を加えると、また違った味わいを楽しめるのもカマンベールチーズの魅力。
ハンバーグやオムレツに丸ごと入れたり、衣をつけてフライにしたり、アルミホイルに包んで焼いたり。
そのままで食べるだけではなく様々な調理法で、カマンベールチーズのクリーミーでトロッとした風味を楽しみたいですね。