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パルメザンチーズ -粉チーズとして風味豊かなアクセントに-

作成日:2015.12.22

最終更新日:2016.04.13

カテゴリー:食材

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日本では、パルメザンチーズといえば粉チーズのイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

粉状にしてパスタやピザ、リゾットなどにかけることが多いパルメザンチーズは、風味豊かな味わいが人気を集めています。

パルメザンチーズとは

パルメザンチーズは、イタリアチーズの王様と称されているチーズです。

原産地であるイタリアでは、伊名である「パルミジャーノ・レッジャーノ」という名前で呼ばれています。

また、イタリアでは定められた地域で伝統的な製法によって作られ、DOPという原産地名称保護制度の認定を受けたもののみが、パルミジャーノ・レッジャーノと名乗ることができます。

パルメザンチーズという呼び名は、パルミジャーノ・レッジャーノの英語名「Parmesan cheese」に由来。

アメリカから日本に入ってきた時には、すでに粉チーズの状態だったので、日本では一般的に粉チーズの総称をパルメザンチーズと呼ぶようになりました。

スーパーなどでパルメザンチーズとして販売されている粉チーズの多くは、厳密にはパルミジャーノ・レッジャーノ風に作られたチーズを粉にしたものということになります。

しかし現在では、チーズ専門店やネット通販などで、DOP認定のパルメザンチーズも気軽に手に入れることができるようになっています。

パルメザンチーズの特徴

パルメザンチーズの熟成期間は通常2年ほどですが、5年以上もの長い時間をかけて熟成させることもあります。

熟成の間に完全に水分がなくなり、非常に硬質なハードチーズへと仕上がっていくのです。
とても硬いチーズなので、切り分ける際は専用のナイフを使います。

断面はザラザラとしており、ところどころ白いアミノ酸の結晶が見られるのが特徴です。
長期間熟成させることによって旨味が増し、豊かな風味を楽しむことができるパルメザンチーズ。

口に入れるとアミノ酸の結晶のジャリっとした歯ごたえを感じ、ミルクの豊かな香りと深いコクがパッと広がるチーズです。

パルメザンチーズのおいしい食べ方

ナイフで砕いたものをそのまま食べると、チーズそのものの味が存分に楽しめます。

本場イタリアでは、カットしたチーズにパルサミコ酢をかけて食べることも多いです。

加えるだけで料理を格段においしくしてくれるパルメザンチーズは、イタリアでは台所に欠かせないという意味を込めて「台所のハズバンド(夫)」と呼ばれるほどです。

スライスしたものをスープやソース、シチューなどに混ぜたら、コクや旨味がぐんと増しておいしいですよ。
粉状にしたものは、パスタやグラタン、サラダなどにかけるのが定番です。

長期にわたる熟成によって生み出された、豊かな旨味が楽しめるパルメザンチーズ。

様々な料理と組み合わせて味わってみたいですね!

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