マヨネーズ -アレンジが豊富なドレッシング-
上からかけたり一緒にあえたりするだけで、料理をよりおいしく仕上げてくれるマヨネーズ。
世界中で大人気のマヨネーズは、ジャンルを超えて様々な料理に使われている調味料です。
マヨネーズの歴史
マヨネーズという呼び名はフランス語で、18世紀頃フランスで作られたのがマヨネーズのはじまりと言われています。
もともとマヨネーズはオリーブオイルで作るのが一般的でしたが、ヨーロッパ全体に広がるにつれ、オリーブオイル以外の油も使われるようになったそうです。
水分と油を合わせて乳化させるという工程に手間がかかったことから、マヨネーズは高価なものとして扱われていました。
しかし電動ミキサーの導入によって価格が下がり、広く流通されるようになったのです。
日本では1925年に、お馴染みの「キューピーマヨネーズ」が初めての国産マヨネーズを発売しました。
当初は瓶詰めで製造されていたのですが、1958年に現在の主流であるポリボトル容器が登場。
マヨネーズ好きを指す「マヨラー」という俗語が生まれるほど、マヨネーズは日本でも多くの人から愛されてきました。
マヨネーズの作り方
マヨネーズは通常、卵と酢、そして塩や胡椒などの調味料を合わせたものに油を徐々に加えて作られます。
店頭に並んでいる商品には、卵黄と卵白の両方を入れるものと、卵黄だけを使っているものの2種類があります。
全卵タイプのものは酸味が少なくあっさりしていますが、卵黄タイプのものはコクのある味わいが特徴です。
今やお店ですぐに手に入るマヨネーズですが、電動ミキサーや泡立て器を使って自宅で簡単に手作りすることも可能です。
卵が冷たすぎると乳化作用が起こらなくなってしまうので、必ず常温に戻してから他の材料と混ぜるというのがポイント。
また、初めに全ての材料を入れると酢と油が分離してしまうので、油を少しずつ加えていくとうまく乳化させることができるでしょう。
マヨネーズを使ったおいしい料理
サラダにあえたりカルパッチョに使われたりすることが多いマヨネーズですが、様々な食材や調味料と合わせたソースとしても活躍しています。
ゆで卵やタマネギなどと合わせたタルタルソースや、明太子をたっぷり入れた明太子マヨネーズ、マスタードと混ぜたマスタードマヨネーズなどバリエーションも豊富です。
エビフライやカキフライなどの揚げ物にかけたり、パスタにあえたり、ソーセージやポテトに添えたり。
マヨネーズを使ったソースは、いろんな料理に合わせることでバラエティーに富んだ味が楽しめます。
火にかけると料理にまろやかなコクを加えてくれるマヨネーズ。
サーモンのマヨネーズ焼きや海老マヨ炒め、マヨネーズとジャガイモのピザといった料理も絶品です。
料理のジャンルを超えてどんな食材にも合わせることができるマヨネーズは、まさに食卓には欠かせない万能調味料ですね。