ベーコン -パスタやポテトパイに欠かせない加工食品-
コクのある味わいと豊かな香りが食欲をそそるベーコン。
料理の味を引き立ててくれるベーコンは、家庭で手軽に使うことができる食材として人気の高い保存食品です。
ベーコンの特徴
ベーコンとは豚肉を塩に漬け込んで熟成させた後、長時間に渡って燻煙したものです。
もともとは航海用の保存食として、豚肉を塩漬けにしたものを火であぶって貯蔵したのがベーコンのはじまり。
ところがある時、ほどよくいぶされた塩漬け肉の方が、味が良いだけではなくより長く保存できるということが分かり、現代の製法へつながったと言われています。
ベーコンの原料である豚肉と同様、豊富に含まれているのはビタミンB1。
糖質をエネルギーに変換するのを助ける働きがあるため、疲労回復やイライラ解消に効果的です。
また、ビタミンB1には皮膚の新陳代謝を促す作用もあることから、肌の健康状態を維持する効果にも期待できます。
ベーコンの種類と保存方法
日本で流通しているベーコンは、豚肉の中でもバラ肉を用いたものが多いです。
ベーコンの種類は他にも、ロース肉を使ったロースベーコンや、肩肉を使ったショルダーベーコンなどがあります。
ロースベーコンやショルダーベーコンは、バラ肉を使ったベーコンよりも脂質の量が少ないのが特徴です。
店頭では、ブロック状か既にスライスされた状態で販売されているベーコン。
赤身と脂肪の層がきれいに分かれており、全体にツヤがあるものが上質です。
包装済みのブロック状のものであれば、賞味期限は製造年月日から50日ほどのものが一般的。
スライスして包装されているものは、ブロック状のものより賞味期限が短い場合が多いです。
一度開封したらしっかりとラップで密閉して冷蔵庫で保存し、早めに食べきるようにしましょう。
ベーコンを使ったおいしい料理
旨味がたっぷり詰まったベーコンは、炒め物や煮物、パスタにピザ、サンドイッチと様々な料理で使われています。
ベーコンといえば、弱火でじっくり焼いてカリカリの状態にするフライド・ベーコン!
香ばしいにおいと独特の食感が食欲をそそります。
卵と一緒に焼いて作るベーコンエッグも、朝食の定番として人気です。
ベーコンはカルボナーラにも欠かせません。
ジャーマンポテトやアスパラベーコンはじめ、野菜と一緒に使われることも多いです。
サラダに散らしたり、スープに入れたり、肉に巻いたり、様々な食材との組み合わせが楽しめるベーコン。
スライスして料理に加えるだけで、燻製特有の風味や豚肉の旨味をプラスすることのできる便利な食材です。
毎日の献立やお弁当のおかずとして大活躍ですね!