ホタテ -栄養価、カロリーとも優秀食材-
独特の旨味がたっぷり詰まったホタテ。
高タンパク低脂肪で栄養価も高いホタテは、世界中で人気を集めている魚介類の1つです。
ホタテの特徴
ホタテという呼び名は、ホタテガイの通称。
寒海性であるため、日本国内では主に東北から北海道にかけて漁獲されています。
生まれてから1年ほどで販売される稚貝もありますが、市場に出回っているものの多くが3〜4年かけて大きく成長したものです。
ホタテの普及が進んだのは、養殖法が成立した1970年代。
それまでは漁獲量が少なかったため、高値で取引されていたそうです。
現在流通しているホタテには、天然のものと養殖のものとがあります。
栄養価に大きな違いはありませんが、自由に動き回ることが可能な天然物の方が、身がしまっていると言われています。
身が厚くなる初夏と、産卵に向けて栄養を蓄える冬が旬。
とろけるような甘みと独特の旨味がホタテの味の特徴です。
ホタテに含まれている栄養成分
魚介類の中でも栄養価の高い食材として知られているホタテ。
低脂肪でありながらも良質なタンパク質が多く含まれています。
旨味成分であるアミノ酸も豊富!
ホタテに含まれるアミノ酸で、特に注目すべきはタウリンです。
タウリンはコレステロール代謝を促す働きがあることから、生活習慣病や高血圧予防に効果的と言われています。
また、肝機能改善や視力回復の効果にも期待できます。
ホタテにはタウリンの他にも、特有の甘みのもとであるグルタミン酸や、美肌効果が高いグリシンも多く含まれています。
疲労回復や不眠症改善に効果的なアスパラギン酸も豊富です。
鉄分や亜鉛などのミネラルやビタミンも多く含まれているので、美容やダイエットにもおすすめの食材として注目されています。
ホタテのおいしい食べ方
ホタテを調理する際は、素材の味を活かしたシンプルな料理がおすすめです。
薄く切り分けた刺身や、バジルソースをかけたカルパッチョは絶品。
酢の物としていただくのも良いですね!
ホタテのスープや煮込み、バター焼きもホタテ料理の定番。
チーズやマヨネーズとの相性も抜群です。
肉厚でツヤのある貝柱を持つものが良質。
横に輪切りすることが多いですが、縦に切るとしっかりとした歯ごたえを感じることができます。
体に良い成分が豊富に含まれているホタテ。
様々な料理で素材そのものの旨味をたっぷり味わいたいですね!