ルッコラ -サラダにパスタに大活躍な食材-
地中海沿岸が原産とされているルッコラ。
独特の風味や香りが特徴のルッコラは、イタリア料理には欠かせない食材です。
ルッコラとは
ルッコラは、ヨーロッパは地中海沿岸を中心に世界中に広まりました。
古代エジプトでも食されていたと言われるほど、長い歴史を持っています。
イタリア語では「ルーコラ」とも呼ばれているルッコラ。
英語では「ロケット」、和名では「キバナスズシロ」という名前がつけられています。
日本においてルッコラは、イタリア料理と共に普及してきました。
1980年代からは国内でも生産されているルッコラですが、日本に導入された当初はその多くをイタリアより仕入れていたようです。
ゴマのような香りと、ピリッとした辛味、そして独特の苦味がルッコラの特徴。
葉の色が濃いものの方が、辛味を強く感じることができます。
ルッコラに含まれている栄養成分
栄養が豊富な食材として、古くから周知されてきたルッコラ。
カルシウムやビタミンC、鉄分など、美容と健康にうれしい栄養素がたくさん含まれています。
中でも注目したいのが、辛味のもととなる成分「アリルイソチオシアネート」。
このアリルイソチオシアネートは、ダイコンやからしなどに含まれている辛味成分で、抗菌や抗ガン作用、他血栓予防に効果的と言われています。
また、ルッコラに含まれているビタミンCの量は、なんとほうれん草の2〜3倍!
コラーゲン生成を助ける働きがあるビタミンCは、シミ・そばかすの防止に効果的です。
他にもルッコラには、マグネシウムや鉄分、リンといったミネラルも多く含まれています。
動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防や、免疫力アップの働きがあるβカロテンも豊富です。
ルッコラは、体やお肌にとってうれしい成分がたっぷり詰まった野菜ですね!
ルッコラのおいしい食べ方
ルッコラを選ぶときは、緑色が鮮やかでみずみずしいものが良質です。
黄色っぽく変色し始めているものは、鮮度が落ちてきているので避けるようにしましょう。
イタリア料理ではお馴染みのルッコラ。
生のままサラダに使われることが多いです。
ピザに散らしたり、パスタの具として使ったりすることもあります。
焼き上げたピザに、生ハムとルッコラを散らしたピザは人気の一品です。
和のテイストとも相性抜群!
おひたしにしたり、卵焼きに入れたりしてもおいしいです。
様々な食材と合わせて、香りや味のアクセントとして活用したい食材ですね!