バナナ -ダイエット時の栄養補給にも最適-
低カロリーでありながら、栄養たっぷりで腹もちがいいとダイエット食としても注目されているバナナ。
日本ではそのほとんどをフィリピンより輸入しています。
バナナの歴史と今
バナナは東南アジアが原産。
紀元前5千年~1万年ごろ、種のない苗を人工栽培したのがはじまりだそうです。
農業の技術向上と共に、東南アジアから東西に少しずつ広まっていったバナナ。
現在では熱帯地域を中心に、世界中で生産されています。
バナナが日本に初めて導入されたのは、日清戦争から9年が経過した1903年と言われています。
世界大戦中には輸入がストップした時期もありましたが、1963年には輸入自由化へ。
それからは日本でも一気に普及が進みました。
今やバナナは、国内でも多くの人から愛されている人気の果物です。
沖縄県や鹿児島県などでも栽培されているバナナですが、日本で流通しているもののほとんどが輸入品。
日本に出回っているバナナの約90%が「ジャイアント・キャベンディッシュ」というフィリピン産の品種だそうです。
害虫侵入を防ぐため、青いうちに収穫したもののみ輸入されています。
バナナに含まれている栄養成分
バナナにはでんぷんやブドウ糖、果糖、ショ糖といった糖分が豊富に含まれています。
糖類は種類によって分解速度が異なるため、バナナを食べることでエネルギーを長時間持続させることができます。
栄養価の高い果物としても知られているバナナ。
中でもナトリウムを排出して血圧を下げる働きがあるカリウムの量は、果物の中でトップクラスを誇っています。
皮膚や粘膜の健康維持に効果的なビタミンB1やビタミンB2、エネルギー代謝の作用があるナイアシンといったビタミンB郡も豊富。
さらに、美肌効果や疲労回復を促すビタミンCや、精神を安定させるセロトニン、血圧調整の作用があるマグネシウムなども含まれています。
抗酸化力や免疫活性力も強いため、生活習慣病やガン予防の効果にも期待できるバナナ。
消化と吸収も良いので、健康食品としてもぴったりですね!
バナナのおいしい食べ方
バナナは皮をむいてそのまま生で食べることが多いです。
チョコレートソースをかけたり、ケーキに添えたり、ヨーグルトに入れたりと様々な食べ方が手軽に楽しめます。
アイスクリームやシャーベットといったデザートも人気!
クレープのトッピングの定番にもなっています。
牛乳や水と一緒にミキサーにかけて作るバナナジュースもおいしいです。
スライスしたものを乾燥させたドライバナナも絶品。
普通に食べるときとは違う食感が味わえます。
素揚げしたり衣をつけて揚げたり、揚げ物にしても良いですね。
手軽に食べることができて栄養価の高いバナナ。
毎日の食生活に欠かせない果物です。