キッシュ -パイシートで簡単に作れる家庭料理-
パン屋さんやおしゃれなカフェなどでも見かけることが多くなったキッシュ。たくさんの具材とチーズの風味がたまらないですよね
キッシュの歴史
キッシュは16世紀のフランス・ローレヌ地方でうまれた家庭料理です。北国のローレヌ地方では毎年5月1日に春の訪れを祝う会が各家庭で開かれるそう。その時に必ず並んでいるのがキッシュです。
キッシュはクーヘン(ケーキ)というドイツ語が語源となっています。ローレヌは非常にドイツと近い位置にある地方なので、ドイツの食文化・言葉の影響を大きく受けているようです。キッシュがフランス全土に知れ渡ることになったきっかけは、1904年に名のある料理人が機関誌に紹介したことがはじまりだそう。
キッシュは瞬く間にフランス全土に広がり、世界各国で食べられるおふくろの味となりました。
キッシュ・ロレーヌのベーシックなレシピはベーコンのみを具材とする非常にシンプルなもの。しかし、家庭ごとに鮭を入れたり、きのこをいれたりさまざまな工夫をした家庭の味が存在しています。
キッシュのつくり方
少し難しそうだけど、意外と簡単につくることができるキッシュ。見た目も味もいいので、ちょっとしたお土産にも喜ばれそうですよね。
キッシュの土台となる生地はブリゼという、ほろほろとしたパイ生地が使用されています。市販のパイ生地で代用することもできるので、さらに簡単につくることが可能です。
まずパイ型にパイ生地を敷いて、パイを焼き上げます。その上に炒めた具材とアパレイユ(卵液)、チーズを流し込み後は更に焼くだけ。具材を変えるだけで全く違った味を堪能することができ、決まった具材が指定されていないので家にあるものだけでも簡単につくれることが魅力です。
本場ではグリュエールチーズを使用して、オーブンで200℃で20~30分、色がつくまで焼き上げます。
《材料》
アパレイユ
卵 2個
生クリーム 80cc
牛乳 80cc
《基本の食材》
ベーコン 100g
玉ねぎ 100g
チーズ 40g
キッシュにおすすめの食材
キッシュにおすすめの食材はほうれん草や鮭、トマト、じゃがいも、きのこ、かぼちゃなどがあります。
中に入れる食材を変化させればバリエーションも豊富ですよね
簡単にできるから食卓のもう一品として、パーティーなどのお土産として活躍するキッシュ。さまざまなシチュエーションで、華を添える料理です。野菜がたっぷり入ったとってもヘルシーな料理ですので、まだ食べたことのない人はぜひ一度ご賞味ください。