サルサソース -タコライスに欠かせないわき役-
スペイン生まれの刺激的な調味料”サルサソース”。タコスやタコライスには欠かせないですよね。
簡単につくれて、ぐッと食卓が鮮やかになるサルサソースはグルメな皆さんの間では定番のソースとなっています。
サルサソースの歴史
スペインで”サルサ”とは「ソース」という意味をもち、水分の多い調味料全般を指す言葉です。日本でのサルサと言えば、赤いピリっと刺激的なソースを思い浮かべるはずですが、そのサルサはスペインではサルサ・ロハ=赤いサルサと本来は呼ぶのだそうです。
サルサ・ロハ以外に、サルサ・ベルデ(緑のサルサ)、サルサ・クルダ(生のサルサ)、サルサ・ランチュラ(牧場のサルサ)など、用途に合わせて豊富な種類があります。
また、サルサと聞くと音楽のサルサを思い浮かべる方も多いはず。実はその音楽のサルサもこのソース(サルサ)が由来しています。音楽でいうところのサルサは、キューバやプエルトリコのダンスミュージックに
ロックやジャズ、ソウルなどの要素が混ざり合った音楽です。いろいろな音楽(食材)が混ざり合っているというところから、こちらもサルサと呼ばれるようになったそうです。
サルサソースのつくり方
今回は日本でも馴染みの深いサルサ・ロハのつくり方をご紹介します。
サルサ・ロハの要となる食材はやはり唐辛子。日本の唐辛子でも良いですが、こだわってメキシコ産の唐辛子を使用するのも良いかもしれません。とっても簡単なのでぜひつくってみてはいかがですか?
【材料】
唐辛子 4~6本
チキンブイヨン(固形)2つ
玉ねぎ 1/2→くし切りにします。
ニンニク 1片
生トマト 2個
水 100cc
サラダ油 適量
①油をひいた鍋にニンニクを炒め、香りが出たら玉ねぎを加えしんなりするまで炒めます。
②炒めた玉ねぎとその他材料を全てミキサーにいれ混ぜるだけ! とっても簡単にできあがります。
粗めにミキサーにかけて食感を残してもおいしいです。辛みが少し苦手という方はできあがったサルサ・ロハに熱をくわえたり、ひと晩寝かせることで辛みがマイルドになりますよ。
サルサ・ロハに使用される唐辛子は、サルサアルボルというものが主流です。メキシコでは唐辛子とトウモロコシは先住民時代からの大切な食べ物です。唐辛子はサルサアルボルの他、ハバネロやハラペーニョなど100種類以上の唐辛子が栽培されています。
サルサソースをつかった料理
サルサソースをつかった料理はタコスやタコライス、トルティーヤなどがあげられます。
なにか料理にかけて食べることが多いのですが、パスタに絡めたり、餃子に入れたりなどアレンジの幅も広いのが嬉しいポイント。
メキシコ料理だけでなく、さまざまな料理に合わせても相性が良いサルサソースで手軽に料理をワンランクアップさせてみてはいかがですか?