テリヤキソース -ハンバーグにもピザにも合ううまみソース-
テリヤキソースとは?
どんな食材へも輝きをあたえる”テリヤキソース”。甘みとしょう油の香ばしさが食欲を増進させます。近年では「Teriyaki」として、海を超えて愛されるものになりました。
大手しょう油メーカーはアメリカで製造している量さけでも10万リットルを超えるそうです。
日本とアメリカのテリヤキソース
テリヤキの名前は、日本料理の調理法「照り焼き」に由来しています。ブリの照り焼き、鶏肉の照り焼きなど日本人であれば誰もが口にしたことのある料理だと思います。
しょう油、日本酒、砂糖、みりんを合わせた調味料に食材を付けおき、焼きあげます。場合によってはハケで塗りながら焼きあげることもあります。
照り焼きの「照り」は、合わせ調味料に使用されている砂糖やみりんの糖分です。
照り焼きにすることで、出来たてはもちろんおいしいのですが、糖分が多く含まれているため、冷めてもおいしくたべることができます。
しかし、日本以外で流通している「テリヤキソース」というものは、先ほどご紹介した照り焼きとは似て非なるもの。
アメリカでは、照りをだす調理法ではなく、テリヤキソースという商品が流通しています。食べ方はあらかじめ肉の下味につかったり、そのまま肉類にかけて食べたりするのが主流です。
アメリカにテリヤキソースが売られるようになったのは、1957年の大手しょう油メーカーのアメリカ進出がきっかけ。
その後、アメリカに広く名を知られるようになったのが「ヨシダソース」の大ヒットによるものです。1980年代以降はこのソースが定着し、アメリカの辞書にはTeriyakiという言葉が掲載されています。
このことからもわかるように、テリヤキソースはアメリカにはなくてはならない存在となりました。
アメリカで消費されるしょう油のほとんどは、テリヤキソースをつくる材料としてつかわれていて、しょう油として純粋に使用されるは滅多にないというのも驚きですよね。
テリヤキソースをつかった料理
テリヤキソースはとても万能です。お肉はもちろんお魚、野菜など食材はほとんど選びません。
中でも有名な組み合わせは、ピザやハンバーガー。サンドウィッチにも利用されています。
普段の食事でも手軽につかえて、飽きのこない親しみがある味。
世界で愛されるテリヤキソースは、今や世界の定番のソースともいっていい日本が誇る調味料のひとつです。たくさんのアレンジでおいしい料理をたくさんつくってみてくださいね。