イエトスト-ノルウェーの甘~いチーズ-
キャラメルのような茶色いチーズの”イエトスト”。見た目だけではなく、味もキャラメルのように芳醇で甘みの強いチーズです。
イエトストとは?
イエトストは北欧ノルウェー全土でつくられているフレッシュタイプのチーズです。材料はヤギや牛の生乳、ホエー、バターミルク。
一般的なチーズは乳成分に含まれるタンパク質を固めてつくられています。
一方、イエトストは材料を煮詰めて凝固させてつくられています。このつくり方はまさにお菓子のキャラメルと同様のつくり方ですので、熱を加えられた糖分が褐色になってキャラメルのようなチーズになります。
イエトストの歴史
ノルウェーのチーズづくりの歴史は長く、9世紀頃にアイルランドの修道士から伝えられたのが発祥と言われています。
イエトストのように熱を加えながらつくるチーズは珍しいため、近年になって開発されたチーズと思われるかもしれません。でも、これはタンパクを固めてつくるチーズより前からあるつくり方なんだそうです。
日本でも飛鳥時代には「蘇」と言う牛乳を煮詰めてつくったチーズのようなものがありました。イエトストも昔ながらの製法でつくられているものなんですね。
イエトストの食べ方
甘み・塩気が強いチーズなので、ノルウェーではパンに乗せたり、ブラックコーヒーと一緒に食べたりすることが一般的です。
そのままで食べるよりも、何に合うのか自分で試してみるのもいいですね。
イエイストに合うオススメのワイン
イエイストは上記でもお伝えした通リ、ブラックコーヒーと一緒に食べることが一番のおすすめです。しかし、お酒との相性もいいんですよ。
濃厚な味わいのチーズなので、酸味のある白ワインやロゼワインなどすっきりとした後味のお酒と相性が抜群。アルコール度数の高いビール、すっきりとしたテキーラもいいですね。
朝食としても、おつまみとしても楽しめる「イエトスト」を食べながら、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか?