ハバネロソーセージ -クセになる辛さ-
辛いけどやみつきになる”ハバネロソーセージ”。ビールにも相性バツグンで、辛いのにドンドン食べ進めてしまう魅力のある食べものです。
ハバネロソーセージとは?
ハバネロ×ソーセージをかけ合わせた食材です。豚肉の腸詰めの具材として、ハバネロが入っています。
スペイン発祥の“チョリソー”とも似ていますが、厳密にいうとチョリソーは干してつくられているためハバネロソーセージとは若干異なっています。
豚肉の脂や旨味が腸に閉じ込められ、加熱することで倍のおいしさを感じられるソーセージ。そこへ刺激の強いハバネロを合わせることによって、豚肉の旨味を倍増させています。
ハバネロソーセージの歴史
ソーセージの誕生は約2000年前で、発祥の地はモンゴルといわれています。ソーセージといえばドイツというイメージがあるので意外ですよね。
モンゴルの生活スタイルとして多いのが、羊を遊牧しながら各地へ移動しながら生活してく遊牧民。
長い遊牧生活の保存食として誕生したのがソーセージだと考えられています。
また、遊牧民はゲルというテントの中で生活をするのですが、その中でソーセージを干して、焚き火によって燻製も可能であったと考えられています。
ハバネロはメキシコのユカタン半島が原産とされ、辛さはタバスコの約10倍。ハラペーニョの約80倍とされています。
また、暑い国でしか栽培できないのではないかというイメージのあるハバネロ、実は日本でも簡単に栽培することのできる野菜でもあります。しかし、その刺激的過ぎる辛さのせいか日本では需要が少ないそうです。
1994年に申請されたギネスブックには「世界一辛い唐辛子」と掲載されていましたが、現在は第3位となり、第1位はトリニダード・モルガ・スコーピオンという恐ろしく辛みの強い唐辛子の名前が掲載されています。
ハバネロの辛みはただ単に辛いのではなく、柑橘系のフルーティーな香りがあるのも特徴です。ですので、肉料理とあわせると肉の旨味を増加させる働きもあります。
ハバネロソーセージは近年になって誕生した食材ですが、肉×唐辛子という相性バッチリの組み合わせの上に辛いもの好きにとっての嗜好を満たす食べものでもあります。
ハバネロソーセージをつかった料理
ハバネロソーセージはそのまま食べることが多いですが、ピザやパスタなどに加えてもおいしく食べることができます。ただ、やはりとても辛みが強いので小さなお子様や辛みに弱い方は控えたほうが良い食材です。