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ムール貝 -酒蒸しはおつまみにもぴったり-

作成日:2016.04.26

最終更新日:2016.04.26

カテゴリー:食材

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パスタやパエリアの具材としてつかわれる“ムール貝”。最近ではスーパーでも見かけることが多くなりましたね。

ムール貝とは?

ムール貝はイガイ科に分類される貝類の一種です。日本ではイガイ、ムラサキガイとも呼ばれています。

三角状の貝で、色はねずみ色~紫のグラデーションのようになっています。この外側の色からmusculus(ラテン語で小さなねずみという意味)と呼ばれ、そこからmouleと短い言葉に変化したといわれています。

ムール貝の旬は土地や種類によって異なります。フランスのモン・サン・ミッシェル産のムール貝の旬は7~12月頃。三陸産は10月~12月頃。広島産は6~9月頃となっています。

旬のムール貝は身がぷりぷりと弾け、濃厚でとてもおいしいです。日本人の舌には海外産よりも国産のムール貝のほうがおいしく感じることが多いようなので、旬の季節にぜひ味わってみてくださいね。

ムール貝の栄養成分

ムール貝はタンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素がバランス良く含まれています。美容を気にする女性にとっても嬉しい、必須アミノ酸や鉄、ビタミンB2、葉酸、カリウム、亜鉛、ヨウ素なども豊富です。

おまけに低脂肪・低カロリーなのでダイエット中の方でも気軽に食べることができる優秀な食材です。

また、亜鉛・ヨウ素は気分を一定に保つ効果もあり、近年ではうつ病などの気分が落ち込んでしまう病気の予防に対しての研究も進んでいます。

おいしいムール貝の選び方

大ぶりのものは内臓部分が多くて生臭いので、小ぶりで厚みがあるものが良いです。表面には海藻のようなものがついていることがありますが、これは足糸と呼ばれるもので多くても少なくても特段味に変化はありません。

ムール貝は海岸などでも見つけることができる貝類です。自生しているムール貝は有毒プランクトンを食べて、毒を身体に蓄積している場合もあるので自分でとったムール貝を食べるのはやめましょう。

この毒は熱調理をおこなっても分解されることはなく、手や足に麻痺症状がおこる危険性があります。

ムール貝をつかった料理

フランスやベルギーなどでは、蒸したムール貝とフライドポテトを一緒に食べる「ムール・フリット」という料理が人気です。これはベルギーの郷土料理で、ムール・フリットしか提供しない飲食店も多くあります。

ワインやビールにも良く合うので、日本のあさりの酒蒸しのように海外では一般的に食べられています。

生でも冷凍でも食べる機会が増えた“ムール貝”。おいしく食べて健康・美容に役立ててみてはいかがですか?

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