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ツナ -ツナ缶は料理の強い味方-

作成日:2016.05.06

最終更新日:2016.05.06

カテゴリー:食材

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今や食卓に欠かすことのなくなった”ツナ”。缶詰で常備しているというご家庭も増え、小さなお子様にも人気の食材です。

ツナとは?

“ツナ”と聞くと真っ先に「ツナ缶」が頭によぎりますが、ツナは英語で「Tuna」と表記し、本来はマグロ属の魚を表す言葉です。日本ではマグロやカツオのオイル漬け缶が浸透しているので、ツナ=ツナ缶と考える方の方が多いようです。

ツナ(オイル漬け缶詰)の歴史

ツナ缶が誕生したのは1903年のアメリカ。発売後はたちまち人気となり、定番商品としての地位を確立しました。

日本でツナ缶が誕生したきっかけは、当時水揚げ量が豊富だったビンナガマグロやキハダマグロをなんとか廃棄せずに利用できないかと考えついたのがツナ缶の製造です。

日本で初めてツナ缶が完成したのは1929年。静岡の水産試験場が商品化に成功しました。

発売後は大ヒット商品となり、長期保存が効くことからこの時代から家庭の常備品として重宝されていました。

しかし、家庭での需要が増える一方でビンナガマグロやキハダマグロの水揚げ量が減退。価格が高騰して今までの価格での品質維持が難しくなった時期もありました。

そこで救世主となったのが「カツオ」です。水揚げ量が多く、価格も安定していて、なおかつ味もマグロに引けをとらないカツオがツナ缶の原料として一般的に使用されるようになりました。

マグロ・カツオのツナ缶は日本の家庭の定番商品となり、大手コンビニなどのおにぎりの具材としても使用され、広く親しまれる食材となりました。特にお子様からは人気の食材ですが、大人でもふと思い出して食べたくなる時がありますよね。

ツナの栄養成分

オイル漬け、缶詰というところから、少しジャンキーなイメージもあるツナ。実は製造過程でも栄養を失うことなく、ほぼそのままの栄養素を保っているため健康にも美容にも嬉しい食材なんです。

原料はマグロ・カツオの“赤身”を使用していることがほとんど。高タンパクでビタミンK、ナイアシン、DHA、EPAなどが豊富に含まれています。血液をサラサラに、冷え性・貧血予防に、肌荒れ対策に…さまざまな効果が期待できます。

また、捨ててしまいがちがオイル漬けのオイルの部分。こちらにはリノール酸という血中コレステロールを下げる働きがある成分が豊富に含まれています。上手に活用して健康な身体づくりに役立ててみてはいかがでしょうか?

定番のおにぎりやパスタ、もちろんピザまでにも幅広く活躍してくれるツナ。栄養満点でとっても簡単に食事に取り入れることができるのが嬉しいですね。

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