マスカルポーネチーズ -ティラミスの材料としても活躍-
コク深い味わいの“マスカルポーネチーズ”。ティラミスにも使用されている、お馴染みのチーズです。
マスカルポーネチーズとは?
マスカルポーネチーズとは、イタリア原産のクリームチーズの一種です。原料は牛の生乳100%。脂肪分が80%とチーズの中でも、含有量の高い部類です。食感はとてもなめらか。
一般的なクリームチーズだと酸味を感じることのほうが多いですが、マスカルポーネチーズは酸味がなく、甘みとコクを強く感じます。最高級のマスカルポーネチーズでは、パルミジャーノ・レッジャーノの製造過程で余った、脂肪分を添加しているそうです。
マスカルポーネチーズの歴史
マスカルポーネチーズの発祥はイタリアのロンバルディア地方。昔は冬の特産物として知られていました。現代ではイタリア全土で通年つくられていますが、当時は生乳の含まれる脂肪分が高くなる冬にしか製造できなかったと考えられます。
マスカルポーネチーズの名前の由来は、イタリアの総督がマスカルポーネチーズを口にした時、「mas que bueno!(マス・ケ・ブエノ)」日本語で「素晴らしい!」と褒め称えたことが始まりです。
イタリアのロンバルディア地方では、特に冬の寒さが厳しい地方なので濃厚なマスカルポーネチーズのような食材が重宝されていたことと思います。
日本では1990年に空前のティラミスブームがおこりました。そこで日本ではマスカルポーネチーズが知られるようになり、今では日本でも製造されるようにもなりました。スーパーで手軽に購入できるチーズの中のひとつでもあります。
マスカルポーネチーズの食べ方
マスカルポーネチーズはご存じの通リ、ティラミスにつかわれることが一般的です。ただ、ほとんどの人がティラミス以外の使い方を知らないのも事実。
本場イタリアでは、パスタソースやエスプレッソのアレンジにつかわれたり、燻製にして食べられているそうです。深いコクと甘みがあるので、どうしてもお菓子をつくる際につかう食材と思われがちですが料理の隠し味としても、ワインのお供としてもオススメです。
マスカルポーネチーズに合うワイン
濃厚で甘みのあるマスカルポーネチーズですが、ワインも甘口のワインを選ぶことがオススメです。お互いの甘さがぶつかって合わないのでは?と想像する方もいると思いますが、お互いの甘さを引きたて合うのでとてもおいしくいただけます。
スパークリングワインやアイスワインにと一緒に、デザート感覚で楽しむのが良いですね。