リダー -ノルウェー原産のウォツシュタイプチーズ-
チーズ初心者でも、チャレンジしやすい“リダー”。リダーとはノルウェー後で「ナイト」という意味を持ち、ロゴには勇ましいナイトの姿が描かれています。
リダーとは?
リダーはノルウェー原産のウォッシュタイプのチーズです。原料は牛の生乳が100%。形は丸く、表面はアナトー色素によって着色されており、オレンジ色をしています。
ウォッシュタイプのチーズは好き嫌いがハッキリと分かれるチーズでもありますが、このリダーは臭いがほとんどなく、あまり臭いがするチーズは得意じゃないという人でもチャレンジしやすいチーズです。
ウォッシュタイプのチーズといわれなければ、セミハードタイプのチーズなのかな?と錯覚してしまう人もいるでしょう。食感はモチモチしていてなめらか。ウォッシュタイプでは珍しく、脂肪分が60%も含まれているのも特徴です。
リダーの歴史
チーズの歴史が始まった頃から、ノルウェーではチーズづくりが盛んにおこなわれてきました。当時つくられてきたのは、ホエイを煮詰めてつくりだす“イエトスト”。それに比べてリダーは、開発されたのは1960年台とまだまだ歴史の浅いチーズです。
ただ、程よくクセがあり飽きのこない味から、近年ではリダーの人気が急上昇。チーズを毎日食べるノルウェーの庶民にとって欠かせないものとなりました。
リダーの食べ方
ウォッシュタイプのチーズはそのまま食べるのが一番と思われがちですが、リダーは熱を加えて食べるのがオススメです。
通常であればタンパク質と脂質が分離してしまい、味がおちてしまうのですが、リダーはコクが増して、とてもおいしく食べることができます。
特にピザやグラタンなどの料理に使用するのがベスト。乗せるチーズをリダーに変えるだけで、料理の味がワンランクアップしますよ。
リダーと合うオススメのワイン
脂肪分の高いリダーには、軽めでフルーティな赤ワインがオススメです。少し熱を加えて、トロリとしたリダーに黒胡椒をすれば、ワインのお供にピッタリのおつまみに変身します。
リダーは一般的な輸入チーズより価格がお手頃なのも嬉しいところ。日本でつくられているプロセスチーズより少し高いだけなので気軽に楽しめるのも良いですね。
また、味もマイルドで食べやすいので、これからチーズについて探求していきたいという人にオススメです。臭いのあるチーズをたくさん試して、チーズの魅力にとり憑かれてみてはいかがでしょうか?