ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

アンブラン -「波しぶき」意味を持つチーズ-

作成日:2016.09.13

最終更新日:2016.09.13

カテゴリー:食材

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山の幸と海の幸をコラボレーションした“アンブラン”。「波しぶき」という意味を指すフランスのチーズです。

アンブランとは?

アンブランはフランスのロワール州でつくられています。ベースとなっているのは「キュレ・ナンテ 」というブルゴーニュ地方でつくられているウォッシュタイプのチーズで、表皮はフランスの名塩「ゲランド」でウォッシュされています。

このキュレ・ナンテはウォッシュタイプの中でも食べやすい部類のチーズで、匂いは日本人にも馴染みの深い「納豆」の臭い。味はミルク分が濃く、奥行きがある味がするのでウォッシュタイプを初めて食べるという方にオススメです。

アンブランとキュレ・ナンテとの違いは「海藻」が練りこまれているか否かという点です。

ただ、たっぷりと海藻が入っている割には磯臭さは控えめ。食べた後にかすかに磯の香りがする程度です。見た目のインパクトとは裏腹にとっても食べやすいチーズとなっています。

アンブランのおいしい食べ方

ウォッシュタイプのチーズは熟成は進むと、スプーンですくって食べなくてはならないくらいトロトロになりますが、アンブランのテクスチャーはもっちりとお餅のような特徴があります。

海藻のプチプチとしたテクスチャーもあるので食べ進めるのが楽しく、スライスしてそのまま食べても十分においしく味わえます。

また、臭いもそれほどキツくないのでパンや蒸かしたジャガイモに乗せて食べるのもオススメ。ゲランドの塩気、旨味も感じられるのでチーズ初心者の方でも難なく受け入れられます。

日本の海苔とも相性がいいので、海藻×海藻の「海苔チーズトースト」にしても良さそうですね。

アンブランに合うオススメのワイン

本場フランスでは冷やした白ワインと一緒に合わせるのが好まれているようです。また、ワイン以外にも相性が良いのが、キリッと冷やした辛口の日本酒。

日本人が古くから食べている海藻や納豆に近い味がするチーズなので、自ずと日本のお酒にもピッタリです。わさび醤油につけて食べるのもオススメなので、お刺身風に食べてみてもいいと思います。

まるで日本人のためにつくられたかのような原料と臭いの「アンブラン」。今夜のお酒のおつまみにぜひ試してみてはいかがですか?

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