ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエール -独特の苦みがクセになるチーズ-

作成日:2016.09.23

最終更新日:2016.09.23

カテゴリー:食材

bnr1

長い伝統のあるベルギーのウォッシュチーズ“エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエール”。ビール大国ならではの、ビールでウォッシュしてあるチーズです。

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールとは?

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールの原産はベルギーのワロン地方エルヴ高原。牛の生乳100%でつくられたウォッシュタイプのチーズです。形は四角で、臭いはフランスのウォッシュチーズほどなく、初心者でもすぐ慣れやすいと思います。

味はミルク分がギュッと凝縮しているので濃厚ですが、ビールでウォッシュしてあるので独特の苦味があります。

 エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールの歴史

このチーズはベルギービールの中で唯一AOP(原産地名称保護制度)にしていされているチーズです。発祥も15世紀と古く、時間や手間をしっかりかけられて製造されています。つくり方は牛の生乳を温め、レンネットをいれて成形。その後、塩水でウォッシュして4~5週間程熟成。さらにビールでウォッシュ、熟成させて完成させます。

修道院でつくられていたビール・チーズは、ベルギ-の伝統の国民食です。当時は重要な栄養分で保存食であったと思われますが、現代では親しみの深いポピュラーのチーズとして認識されています。

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールのおいしい食べ方

濃いミルクの味を感じられますが塩気が強く、後味にほのかな苦味があります。

ただ、一般的なウォッシュチーズの中では臭いは弱く、食べやすいのでパンなどの主食に合わせても良いでしょう。

個性のあるチーズですので、パンは小麦の味があまり強くないものを選んだほうが、よりおいしく食べていただけると思います。

また、苦味が苦手だという方はトマトなどの野菜と一緒に食べるのもオススメです。野菜の甘みが苦味を打ち消し、さっぱりと食べていただくことができます。

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールと合うオススメのワイン

ポルトワインと合わせるのがオススメです。しかし、やはり一番相性が良いのはウォッシュをしている「ベルギービール」。お互いの味わいを相乗効果で感じることができます。

その他には、コーヒーと一緒に合わせるのもベルギーでは一般的です。軽い朝食や昼食にも、ピッタリですので、ちょっとゆっくりと過ごせる休日などにぜひお試しください!

pagetop